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2016年5月25日水曜日

テレビで録画したBD(ブルーレイ)の動画をパソコンで見たい

 お久しぶりです。泉野戒です。前回の記事からざっと一年振りぐらいでしょうか?

 今回の記事はタイトルの通り、「テレビで録画したブルーレイをパソコンで見たい」と、そう思って奮闘した内容をお話させていただきます。先に結論を言うと、見ることはできませんでした。ただ、なぜ見ることができないのか、なんとなーくわかった気がしたので、その辺りを主眼に置いた話になるかと思います。

 予め断っておきますが、私はこの問題についてさして詳しい訳ではありません。リッピングもAACSも、つい昨日までは言葉すら知りませんでした。そんな私が一日かけて調べたあやふやな内容が、この記事になります。その点、ご容赦ください。

 ではまず初めに、私がどういう状況で何をしたかったのか、そこを具体的に話しておきます。

 タイトルでは「テレビで録画したブルーレイをパソコンで見たい」と言いましたが、それは正確ではありません。正確には、「テレビで録画したブルーレイを一般的なパソコンで見られる形式に変換したい」です。私は、私が持つパソコン以外のパソコンでブルーレイを再生する必要があったのです。

 当初私は、ブルーレイのデータをパソコンに丸ごとコピーして別のディスクに焼き直せばいい、ぐらいの感覚でいました。誠にお恥ずかしい限りです。もちろんそんな簡単な話ではありません。

 地デジで録画したデータをブルーレイに焼いた場合、コピーガードというものが自動でかかります。その名の通り、コピーできないようになります。いえ、厳密に言うとコピーはできるのですが、データが暗号化されているので普通の方法だと視聴できません。

 暗号化と言われると、「解除すればいいんじゃないか」なんて考えてしまうのは我ながら悪いところですが、この暗号化はかなり強固なもののようで、容易には解除できないようです。私自身よく理解できていませんが、暗号化を解除しても、しばらくすれば自動的にアップデートされて、その解除方法が使えなくなるようです。

 まあそんな説明を聞いても実際のところしっくり来なかったのですが、私が実際に「難しいんだなあ」と実感したのは、その暗号化を解除するソフトウェアの少なさを知ったときです。ざっと見た限りだと、3つほどしか見つけられませんでした。これだけ需要が高そうなのに、3つしか見つけられないというのは脅威です。

 更にこれらのことを調べていてわかったのですが、どうやらコピーガードを掻い潜ってコピーする行為は違法になるようです(当たり前)。

 いえ、コピーする行為が違法と言っても、私的利用ならいいんじゃないかと思っていたんです。でもそれは間違いでした。私的でも、日本だと違法なんです。じゃあ3つぐらい見つかったソフトウェアは何なんだということになりますが、まあ多分(多分)、海外製なのでしょう。

 コピーが駄目でも再生するだけなら違法じゃないんじゃないかと思って軽く調べたら、どうもセーフっぽい気がしました。そこで、こららの記事を見てやってみました。が……

 パソコンが駄目だったのかドライブが駄目だったのかディスクそのものが駄目だったのか。大方は正常に視聴できるのですが、たまに映像が繰り返されたり音がズレたりして、上手くいきませんでした。そもそもこの方法だと、自分のパソコンでしか再生できません。当初の目的から外れているので、私は早々に断念しました。

 この方法どころか、私はこの時点で完全に諦めました。パソコンで視聴できるようにすることを、です。諦めたのでもう試していないのですが、最後の手段としてキャプチャーという手段があると思います。

 これまた法律の隙間を縫う(もしかしたら縫えてない)ような手法ですが、上記の方法でパソコンで再生して、その画面と音声を記録する、という手法です。なんかもうここまで行くと、法律に引っかかろうと引っかかるまいと後ろめたさしかないので、私はやっていません。

 テレビ番組を作るのも大変にお金がかかることですから、その程度の不便は我慢しようというのが、私の結論でした。